【ブロック】 九州・沖縄
【発表テーマ】 高大連携による課題研究の取り組み
【発表者】 宮崎県立佐土原高等学校 情報技術科 串間 宗夫
【概 要】
本校情報技術科では,宮崎大学工学部環境ロボティクス学科との高大連携を通して課題研究を行っています。今年度は,空気圧式人工筋肉の制作と制御,脳波計を用いた測定実習,sEMGセンサを用いた疲労に関わる筋活動の解析,kinectを用いた顔の表情認識,加速度センサを用いた歩行解析の実験系テーマです。受け入れ人数や研究項目について大学側と十分な打ち合わせを行い,年度当初,生徒と担当教員が,大学に出向いて1回目のキックオフミーティングを行い,この時点で,実験装置の操作やデータの解析方法等を大学院生から教えてもらい,各テーマの装置を高校に持ち帰って,生徒は実験を行います。質問は,メールで担当院生に質問し問題を解決します。年間4回ほど大学に出向き指導を受けます。最終回は,大学内で発表会を行います。本報告は,本校情報技術科課題研究の取り組みについて述べ,高大連携での大学との研究の進め方について述べ,次にその研究項目の中から,人工筋肉と加速度センサに関する内容を説明し,最後に課題研究についてまとめています。