【ブロック】　　関東

【発表テーマ】　マルチコプターの製作  ～創立５０周年に向けて工業科の取り組み～

【発表者】　　　茨城県立波崎高等学校　　電気科　　鈴木　秀樹

【概　要】

　茨城県立波崎高等学校は，昭和３９年に鹿島臨海工業地帯に有為な人材を輩出することを目的に創立されました。その後，幾度かの学科改編を経て，平成２６年度生徒募集は普通科２クラス，工業化３クラスの合計５クラスとなっており，平成２５年度には創立５０周年記念式典挙行しました。

創立５０周年を迎えるにあたり，その記念事業に工業科ならではの取り組みとして，機械科，工業化学・情報科ではＥＶカーを製作，電気科ではマルチコプターの研究・製作を行いました。ここで紹介するマルチコプターには，「津波の状況を上空から把握して的確な非難誘導が出来たら，もっと沢山の命を救えたのではないか。」「原発の状況を把握するため，近くに行けないのであれば，その場所に飛んでいく機能を備え，地図上にポイントを指定し，その場所を撮影する事で，より早く原発の状態把握が出来たのではないか。」という生徒の思いがありました。その想いは先輩から後輩へと引継がれと，２年の歳月を経て完成に至りました。